映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

各年度の報告

■ 2016年05月11日(水)

2015年度活動報告

2011年6月にスタートしたシネマエール東北の活動は、2011年6月から2016年3月末までの約5年間で、620回の上映会を行い、3万人をこえる人たちに映画を届けることができました。
さまざまな形でご支援くださいました皆様に、心より、お礼を申し上げます。

2015年度は、岩手、宮城、福島で、67回の上映会を行い、4,453人の来場者を迎えることができました。5年目の今回初めて、公共ホールや映画館、映画祭での上映の回数が、仮設住宅の集会所等での上映の回数を上回りました。
これは、文化事業の面でも被災地が復興しつつあることを如実に示している数字であり、シネマエール東北の活動が、当初の被災地支援から、被災地の文化活動支援へ移行していることも示しています。限られた地域ではありますが、地域の人たち自身による良質の上映活動が根付きはじめています。

「シネマエール東北~東北に映画を届けようプロジェクト」は、2016年度からは、
「三陸映画上映ネットワークプロジェクト」へ移行します。
岩手県から福島県にわたる三陸沿岸地域には、映画館のない市町村が広がっています。
私たちは、シネマエール東北の活動を続ける中で、この地域で、大きなスクリーンで映画を楽しむことができる場をつくりたいと考える多くの人に出会いました。
彼らは、多くの人が一緒に映画をみることができる場所があること、一緒に映画をみるという体験が、そのコミュニティにとって大切な何かをもたらしてくれると感じています。
今後は、ここで出会うことができた人たちとともに上映活動を続け、映画館がないこの地域でも、心に残る豊かな映画体験を提供し続けられるような仕組みを考え、実現を目指していきます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

シネマエール東北 5年間の記録.pdf


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