映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2011年07月28日(木)

福島県伊達市 上保原児童クラブ / だて児童クラブ

福島県伊達市 上保原児童クラブ


上保原 写真1.jpg


朝の6時に山形を出発しました。天気は、山形を出るときは雨降りだったのですが、一転して福島は快晴。車もスムーズに流れ、予定した時間に目的地へ着く事ができました。


上保原 写真2.jpg


暗幕を張る時間が多少かかったものの、先生方にもお手伝いをしていただき、予定していた10時30分に上映を開始する事ができま した。上映作品は『トイストーリー3』です。


上保原 写真3.jpg


始まる前はザワザワとおしゃべりをしていた子供達も上映が始まると自然と静かになりました。すぐに映画の世界に入ってしまい一喜一憂し て、子どもの集中力には感心させられました。


上保原 写真4.jpg


作品が終り、エンドロールが流れ始めると段々とおしゃべりを始める子どもたち、みんな楽しそうに登場したおもちゃたちのことについて話していました。

機材の片付けをしながら先生方に、今の周辺の状況を少し聞いたのですが、土壌汚染によりグラウンドで遊ぶことすらできないそうで、今回の上映会は子どもたちのいい気晴らしになったと喜んでいただけました。
次の、だて児童クラブでの上映会まで時間があまり無かったので、話もそこそこに次の会場へ。

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福島県伊達市 だて児童クラブ

だて 写真1.jpg


午後は上保原児童クラブでの上映会に引き続き、車で15分程のところにある、だて児童クラブでの上映に向かいました。
上映作品は、上保原と同じ『トイストーリー3』です。午前の上映で、暗幕を張るのに思ったよりも時間がかかったので、大急ぎで準備をしたのですが、こちらでも先生方やお母さん方にお手伝いしていただき、想像したよりも早く準備することができました。それでも少し遅れてしまいましたが(汗)。


だて 写真2.jpg


準備が終わると子どもたちが続々と入場し、会場は満杯になりました。
上映が始まります。
電気を消すと、ピッタリ貼った遮光シートが効いて思った以上に暗くなり、会場は一瞬騒がしくなりました。まだ地震発生時の停電の記憶が子どもたちの中で鮮明に残っているのだと感じました。

しかし、作品が始まりスクリーンに光が投影されると、みんな落ち着きを取り戻し静かに作品に集中し始めました。


だて 写真3.jpg


こちらでも子供達は食い入るようにスクリーンを見つめていました。普段外であまり遊べないからか、今回の上映会を本当に楽しみにしてくれていたようで、あちらこちらで楽しそうな笑顔がスクリーンから反射した光に照らされていました。

無邪気に映画を楽しむ子どもたちの笑顔を眺めながら、この笑顔を壊してはいけない、子どもが素直に笑えない世の中にしてはいけないと感じました。それは福島だけではなく、今日本中で言えることであると思います。少しづつでも自分にできることをやっていこうと再認識させられた上映会でした。


だて 写真4.jpg


山形県映画センター 鏡慶吾

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