映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2012年01月21日(土)

岩手県陸前高田市 モビリア仮設団地集会所

巡回上映会 陸前高田市モビリア仮設団地集会所
2012年1月21日(土)
10:30~「ドラえもん のび太の恐竜2006」
13:30~「瞼の母」

岩手県沿岸部、北は野田村から南は大船渡市まで8市町村で上映会を開催してきましたが、最南端の陸前高田市では今回が初めての上映会となります。宮古市からだと車で片道2時間半かかります。
モビリアには迷う事もなく到着しましたが、広大な敷地内で集会所を探すのに時間がかかりました(苦笑)

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長屋形式の仮設しか見た事ありませんでしたが、ここではオートキャンプ場の配置を利用した戸建て仮設が並んでいます。(長屋形式のものもあります)

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集会所到着。本日予定しておりましたボランティアさんがNGとなり、一人で宮古から来たのですが、現場には陸前たがだ八起プロジェクトの蒲生さん、今回お声をかけてもらったSAVE TAKATAの金野さんと今日の夜の茶話会(懇親飲み会?)のお手伝いに渋谷の居酒屋てっぺんのお二人が来てくれていたので、上映準備もお手伝いいただけました。助かりました。

ボランティアさんは居るときには必要以上にいたり、逆に必要な時には誰もいない...とムラがあり安定確保が難しいです。宮古市内ならば知り合いに声をかけて何とかなるんですが、遠くになると早朝から夜までの1日拘束なのでなかなか手伝ってくれる方も少ないし、頼みずらい状況です。市内ボラセンでは市外での活動はNGとなりますので、どうしたらイイものか...。

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本日は「ドラえもん」と「瞼の母」と久しぶりの二本立て。土曜日ですので子ども達も休みですのでね。

子ども達も早くから来てワイワイと賑やかです。走り回ってプロジェクターやデッキにぶつからないかとヒヤヒヤ...。

時間となり上映スタート

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21人での鑑賞となりました。

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ドラえもんの本作もテレビやDVD等、観てる機会は多いと思いますが
子ども達は大興奮、大歓声!
ドラえもんの面白い行動に終始大笑い。この大きな反応にこちらがビックリでした。

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集会所の外に出ると、どこからか美味しい匂い...。なんだなんだ?と匂いがするキッチンを覗くと居酒屋てっぺんのお二人が子ども達のためにポテトフライと唐揚げ作り。あまりに美味しそうだったので一口味見をさせていただきました、これが激ウマ!!

電源ケーブルにひっかかって抜けてしまうトラブルもありましたが、とりあえずは無事に終了。
子ども達にシネマリーンから映画グッズのプレゼント。みんな喜んでくれました。

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その後はてっぺんさんからのオヤツタイム。

みんな美味しい美味しいと喜んで食べてくれています。中にはおかわりする子も。
午前中の会は楽しい中、無事に終了。

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午後からは「瞼の母」の上映。早い時間から続々と集まってきてくれました。

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時間となり上映開始、20名での鑑賞となりました。

通常は笑って泣ける人情喜劇「男はつらいよ」が人気で、メインで上映していますが、今回はこちらの仮設の方々から「瞼の母」の熱いリクエスト!
後半はみんなハンカチで涙を拭いながらの鑑賞、上映終了後には「感動した、すごく良かった泣けたよ」「映画を観てると時間がすぐ過ぎる、まだあと1時間見ていたいよ」「本当に懐かしかった!まだ是非古い映画を持って来て欲しい」と皆さんから熱い感想と次回の要望を多くいただきました。
予想を超える大反響に私や蒲生さん、金野さんもビックリでした。また是非来ます!

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帰りに「一本松」を見て来ました。
何度か来た陸前高田市の面影はどこにもなくただただ更地とコンクリート造の建物が転々としていました...
何とも言えない気持ちになりました。自分たちに出来る事をするしかありません、絶対にまた高田に来ます。

みやこシネマリーン


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