映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2017年10月21日(土)

気仙沼市 『ミニオンズ』

2017年10月21日(土)気仙沼市鮪立児童館
作品『ミニオンズ』

10月21日、気仙沼市唐桑半島にある「鮪立児童館」で上映会を行いました。
気仙沼には放課後や土曜日、子どもたちが自由に遊びにいくことができる「児童館」が市内に4つ(赤岩、古町、大島、鮪立)あります。シネマエール東北では、2011年からずっと、この4つの児童館での上映を続けてきました。震災後数ヶ月間、避難所になっていた赤岩児童館が再開する際に、新聞でシネマエール東北の記事をみた児童館の先生から「うちにもきてもらえますか?」とお電話をいただいたことがきっかけでした。
気仙沼市には映画館はありません。映画館に行くには、一関や石巻まで行かねばなりませんが、どちらに行くにも2時間以上かかります。6年間、本当に何度も気仙沼を訪れました。 全国各地の上映者の人たちと一緒に上映に行ったこともあります。 私たちの、本当にささやかな上映会を楽しみにしてくれる子どもたちや先生方に、たくさんの喜びや勇気をいただきました。
最近では、ただ、私たちが映画を上映するだけではなく、児童館の先生方に、子どもたちと一緒に上映会を盛り上げる工夫をいろいろと考えてやっていただいています。子どもたちがポスターやチラシをつくったり、先生たちが手作りのポップコーンを作って子どもたちがそれを配ったり、上映会の司会も子どもたちがやっています。
鮪立児童館の上映会では、20世紀アーカイブ仙台が見つけた震災前の唐桑の港の映像(唐桑半島から気仙沼市街まで運航していた唐桑汽船)や100年前につくられたアニメーションの上映(先生の活弁付!)も併せて行い、とても盛り上がりました。(パラパラ漫画やゾーエトロープも体験してもらいました)
これからも、子どもたちに、大きなスクリーンで映画をみる楽しみを、少しでも届け続けたいと改めて感じた1日でした。

(以下、20世紀アーカイブ仙台フェイスブックより)
10月21日、気仙沼鮪立児童館で催した映画上映会、ワークショップを、コミュニティシネマセンターの岩崎さんと一緒に行いました。
今回は映画上映以外に、地域の昭和の映像「唐桑汽船」や、100年前の日本初のアニメーション「なまくら刀」へ児童館の先生たちが活弁をつけた上映もあり、また映画の仕組みがわかる回転おもちゃなど盛り沢山の内容でした。
5年ほど前からシネマエール東北の上映会でお邪魔していましたが、今まで最高の50名以上の方の参加がありました。
映画上映ワークショップなので、子供たちも映画上映スタッフの名札を下げ、司会や運営などに積極的に参加してました。
シネマエール東北 坂本 英紀

主催:文化庁、コミュニティシネマセンター、鮪立児童館 
映写:20世紀アーカイブ仙台
平成29年度文化庁次代の文化を創造する新進芸術家育成事業

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上映前のミーテイング2.JPG

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パラパラ漫画.JPG

パラパラ漫画(20世紀FBより).jpg

ポップコーンとジュース2.JPG

手作りのチラシ.JPG

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