映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2012年07月22日(日)

宮城県石巻市
シネマエール東北 in STAND UP WEEK 2012
映画と絵本の会

シネマエール東北 in STAND UP WEEK 2012
映画と絵本の会
会場:立町復興ふれあい商店街

10:30~「日本むかしばなし さるかに」
11:00〜「花ともぐら」
11:30〜「おこんじょうるり」
(すべて岡本忠成監督作品)

絵本読み聞かせ:大垣裕美

昨日の野外上映会に引き続き、今日は石巻ブックエイド「一箱古本市」の会場内にある集会所をお借りして、「映画と絵本の会」を開催すべく、朝から準備を開始。

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会場が少し分かりにくい場所にあるので、看板を作成中。
せっかくだからたくさんの子供達に来てもらいたい一心です。

今回は映画の上映と共に、原作の絵本の読み聞かせを行おうという企画です。
上映する映画はすべて、岡本忠成監督によるアニメーション。

岡本忠成監督の作品といえば、私はNHKみんなのうたの「メトロポリタン・ミュージアム」が印象的でした。今回上映する3作品を見て、今の子供達は何を思うのか、気になります。

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会場にスクリーンのセッテイングも完了。

が、子供達が見当たらない。。。前日の同じ時間にはもっといたはずの子供達が今日は姿を見かけない。うーん、夏休みが始まってお出かけしちゃったんでしょうか??

上映開始時間になって、何人かお子さんが集まってくれたので予定通り上映をスタート!

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いざ始まってみると、真剣な眼差しの子供達。

子供だけでなく、お父さん、お母さんも真剣に見て下さっていました。

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私も会場で一緒に映像を見ていたのですが、「おこんじょうるり」に思わず泣かされてしまいました。

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子供たちも物語がクライマックスに近づくにつれ、神妙な面持ちで画面を見つめていました。何を感じたのかな。。。

上映終了後、来てくれた子供たちにはお土産が配られました。
フィルムで作られた栞です!
フィルムを見るのは初めてだった子が多いようで不思議そうに見ていました。

はじめは子供が集まらなくてちょっと心配だった上映会もなんとか終えられました。

「おこんじょうるり」はセリフが秋田弁だし、子供たちには意味の分からない言葉もあったのかもしれないけれど、真剣に見ている子供たちの様子から、何か心に残す事が出来たのかな?と思いました。

子供時代に見たものって、その時に意味がわからなくても、なぜだかずっと心に残っていたりして、なぜだか残ったその感情の「なぜ?」が大人になってから判明する、ということも多々ありますよね。

今日のこと、時々チラッと思い出してもらえたら、それだけで嬉しいなあと思いました。

午後からはコミュニティカフェ・かめ七に移動して、石巻の昔の風景を上映しました。川開き祭り・日和山といった、映像に映しだされる石巻の風景とともに、昔のコミュニティ誌を皆さんで見ながら、石巻の移り変わりについてみなさんで語り合いました。

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[報告] せんだいスクール・オブ・デザイン


主催:一般社団法人コミュニティシネマセンター/NPO法人20世紀アーカイブ仙台/一箱本送り隊/一般社団法人ISHINOMAKI2.0/岡田劇場
共催:益子珈琲隊
協力:松田映画社/生活衛生同業組合宮城県映画協会/IRORI 石巻/石巻立町復興ふれあい商店街/コミュニティカフェ・かめ七/松竹/つれづれ団/羽鳥書店/石巻商工会議所/石巻市図書館/MCAA(益子)/益子町陶芸家有志/クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン/不忍ブックストリート
支援:芸術文化振興基金

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