映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2015年11月30日(月)

相馬市 はまなす館『ポケモン 光輪(リング)の超魔神フーパ』同時上映『ポケモン ピカチュウとおんがくたい』

2015年11月3日(火)
総合福祉センター はまなす館(福島県相馬市古泉字高池357)
『ポケモン 光輪(リング)の超魔神フーパ』
同時上映 『ポケモン ピカチュウとおんがくたい』


11時頃「はまなす館」に着き、多目的ホール内で会場設営を始めると早くも外で子どもの声が聞こます。大はしゃぎの子どもの後を追うお母さんやお父さんの顔も明るく嬉しそうです。中にはおばあちゃんやおじいちゃんが付き添いで来ていた子どももいました。受付でピカチュウの紙帽子を受け取ると、皆一様に座席確保のため椅子にそれを差し、たちまちワークショップやゲーム対戦、お友達のもとへと走ります。この座席確保の慣習は継続の賜物でしょうか。

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 塗り絵をトートバッグにアイロンプリントするワークショップでは、お姉ちゃんが弟を、お母さんが娘を手伝いながら一緒に塗り絵を完成させました。こちらは女の子の姿が多かったので、男の子を探しにいくと、まずは"フーパ"を自分のポケモン3DSへもらうことが第一命題のようで、会場内で"ポケモンおにいさん"に群がっていました。途中、トートバッグがあることに気付き上映前に慌ててつくる子も何人かいました。
 ピカチュウの着ぐるみが会場内に現れると子どもたちがピカチュウを取り囲み、相変わらずの大人気で撮影大会になりました。

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 上映前にポケモンのお兄さんが質問を行いました。「映画館でもう観た人〜?」という質問にはちらほら手が挙がり、「今日ここでポケモン(観るの)初めての人〜?」という問いかけに関しては意外にもほぼ半数近くが手をあげていました。
 いよいよ上映が開始すると子どもたちは反応が素直で、知っている伝説ポケモンが出ると歓声があがり、大いに楽しんでくれたようでした。
 帰り際も、多くのお子さんご家族の方々から感謝の言葉を頂き、良い上映会になったと思います。
 楢葉町や南相馬市小高区などから避難し、相馬市に移り暮らしている人が多いので、震災前に比べて子どもの数は1.5倍ほどになっているそうですが、上記の子どもへの質問にもあったように映画館に行ける子どもたちも少しずつ増えている様で良い兆候だと感じました。

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 シネマエール東北 福島担当 石坂 康平

--主催--
ポケモン映画製作委員会「ピカチュウプロジェクト」
一般社団法人コミュニティシネマセンター(シネマエール東北)
--共催--
相馬市教育委員会
東日本映画上映協議会
NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭
山形県映画センター / フォーラムネットワーク

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