映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう！プロジェクト

上映会レポート

■ 2012年08月11日(土)

福島県会津若松市　県立博物館講堂

2012年8月11日（土）13:30～
福島県会津若松市　県立博物館講堂
上映作品：『劇場版 名探偵コナン 漆黒の追跡者』
作品提供：東宝株式会社
共催：ダイナム株式会社
協力：福島県立博物館
参加者： 80人

今日からお盆休みが始まるので高速道は渋滞していますが、
会津に向か う峠道はスピードも出せないかわりに渋滞もありません。
入道雲が浮かぶ夏空を見ながら峠道を登って行くと、
途中の斜面には初秋を感じさせるススキの穂が風に揺れていました。

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会津若松市内に入ると人通りも多く観光客らしき人も見受けられ、
街全体は賑わっている様子です。
博物館の皆さんといつも運営協力をいただいているダイナムの皆さん（今日は息子さんにも）に手伝っていただき、準備も予定通り終了して開場を待ちました。

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今回は博物館の方が広報に力を入れて下さいました。
市報やHPはもちろん、仮設住宅や借り上げアパートの方々にも、
直接チラシを配って下さったそうで、前回よりも入場者が増えそうです。
入口には立派な特製ポスターも作っていただきました。

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また上映会の前日、小学館グループの神保町シアターから、
たくさんの本やステーショナリーグッズなどを詰め込んだ荷物が事務所に届きました。

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これらを入場する子どもたちやお母さんお父さんにプレゼントしてみんな大喜びでした。
神保町シアターの皆さんほんとうにありがとうございました！

学芸員の田中さんのご挨拶に続き、私からも福島に映画を届ける「シネマエール東北」の活動を紹介して上映を始めました。
結構小さな子どもたちもいたのですが、映画が始まると飽きて騒いだり声を出したりすることもなく、みなさん集中して観ていただきました。

アンケートには、
「夏休みの企画としてとても良かった。今後も続けて下さい」
「子どもが楽しんで良かった」
「面白かったので映画会を続けてほしい」
という感想、
「久しぶりに映画を見た。ありがとうございました」
会津若松市内には映画館がないので「新作ならお金を出しても観に来たい」
という 感想もありました。

また今回の上映会を楽しみにして来てくれた子どもたちも多く、
「コナンのゆめを見てドキドキ」してやって来た子どもや、
初めて映画を観た小さな三兄弟は、会場に来るまで「いつ始まるの？」と、
何度もお母さんに聞き返していたそうです。

上映が終わってみると前回の大体倍の入場者がありました。
博物館のみなさんの広報が効を奏した結果だと思います。

博物館裏にあった放射線自動計測器の値は写真のとおりで、
先日行った伊達市に比べると約1/4です。

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見えない放射線を可視化するこの器械を設置することで、
周囲の除染が進んだり、無毒化できればいいのですが、
残念ながら人間にはその技術も知恵もなく、
私たちはこの状況の中でこれからも生きていかなければならないのです。

シネマエール東北　福島担当　宮沢啓


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