映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2013年12月14日(土)

福島県南相馬市原町区 朝日座 上映作品『ASAHIZA』

2013年12月14日(土) 14:00- DSCN3678.JPG
福島県南相馬市原町区 朝日座
上映作品『ASAHIZA』
参加者:50人


今日は南相馬市原町区にある朝日座が、国の登録有形文化財になったお祝いのイベントでした。天気は良いものの原町にしては肌寒い風が吹く日でしたが、町の皆さん>や福島市や仙台市などからも駆けつけた方々が三々五々集まりました。
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イベントは三部構成で、第一部ではスライドを使いながら朝日座の歴史、原町の街の歴史を和田裕子さんに紹介・解説してもらいました。今回の文化財登録の立役者でもあり、普段は東京の方の建築事務所で働かれている方です。実際の仕事も文化財登録や建物の保存に関わっているそうで、もっと色々聞きたい思いでした。その後、薬玉を割りのセレモニーあり、映画に登場した人やこれまで朝日座に関わってきた人たちが舞台に上がって記念写真を何度もパチリ。
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いよいよメインである第二部では朝日座・映画館90年の歴史に関わった人々の話しを綴った藤井光監督のドキュメンタリー映画『ASAHIZA』の完成披露上映です。最後の資金をクラウドファンドで集めたという監督のお話の後に上映を開始すると、これはちょっと奇妙で嬉しい時空間でした。スクリーンに映る同じ場所に観客が座り、あるいはその映し出されている自分を本人が観るという、この映画を朝日座で観ることでしか実現できない面白いひとときでした。
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そして第三部では朝日座内部の建物探検を行いました。当初は芝居小屋として建てられたこともあって今も奈落は健在。他にもボードで塞がれてしまった桟敷席のスペースや、旅芸人が泊まったスクリーン後の蚕棚のような木製ベッドなど興味は尽きない場所を案内してもらいました。
DSCN3691.JPG朝から集まった「朝日座を楽しむ会」の皆さんは飾り付けやお茶の用意、椅子やテーブルを並べたりで大忙し、それをテレビ局の3台のカメラが追いながら様子を収録し、時々インタビューもするという慌ただしさで、あっという間の一日でした。

DSCN3694-1.JPGシネマエール東北 福島担当 宮沢啓


文化庁「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:朝日座を楽しむ会
一般社団法人コミュニティシネマセンター
協力:
ASAHIZA制作委員会、
シネマエール東北(一般社団法人コミュニティシネマセンター)
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭
山形県映画センター/フォーラムネットワーク
共催:
NPO法人ビーンズふくしま
福島こどものみらい映画祭

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