映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2012年08月05日(日)

宮城県山元町 中央公民館

2012年8月5日(日)15:00~
宮城県山元町中央公民館
作品:ポケモン ダイヤモンド&パール アルセラス 超克の時空へ
作品提供:東宝株式会社
参加者:250名

強い日差しが肌を刺すような暑さのなか、機材を気遣いながら一路山元町へ。今回は東京からボランティアさんが手伝いに参加してくれるとのことで、気持ちを楽に持ちながら現場に向かいました。

会場となる中央公民館に到着すると、すでにイベントが始まっており、心地よい賑やかさのなか、笑顔をたたえた人々が行き交ってました。

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体育館の様なホールに敷き詰められたゴザの枚数の多さが会場の広さを物語っています。ボランティアさんの機転の効いた働きでセッティングもスムーズにすみ、あとはお客さんを待つばかり。

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外では演歌の野外コンサートも始まりイベントのボルテージはうなぎ登りです。待ち構えたお客さんに、開場時間を早めて迎え入れます。

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今回は根強い人気のポケモン劇場版の上映とあって、子どもたちのテンションも上がっています。それまで走り回っていたみんなも映画が始まると、その目はスクリーンに釘付け。
友情と冒険の物語に心をすっかり奪われていました。

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上映が終わり、撤収も済んだ会場はそれまでの賑やかさとは裏腹の静寂がひっそりと横たわっています。そんな会場でボランティアさんとふたりでお弁当を食べた時間が印象的でした。

「大好きな映画で被災地の皆さんに元気を届けたかったんです」ボランティアさんがポツリと漏らしたその言葉に、僕は大きく頷きました。

その気持ちがあるからこそどんなことがあってもこの活動を続けていこうと思うんですよね。子どもたちのあの笑顔を見たら尚更です。

改めて映画の力とこの活動の意義を実感した一日でした。


シネマエール東北 福島県担当(山形国際ドキュメンタリー映画祭) 
日下部克喜

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