映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2015年02月28日(土)

相馬市『劇場版ポケットモンスター 破壊の繭とディアンシー』

2015年2月28日(日) 13:30- 
福島県相馬市総合福祉センター「はまなす館」
 『劇場版ポケットモンスター 破壊の繭とディアンシー』
 参加者 290人


 天候はだいぶ春めいて来たとは言え、山形から宮城に抜ける峠道はまだ部分凍結していました。それでも宮城県側に入るとあたりは早春の風景に変わり、海岸線が近い国道6号線に入るとそこは春そのもの。朝の凍結した路面など想像するのも難しいというものです。年末に山元IC以南が開通し南相馬まで延びた高速道は結構な交通量で、そのためか一般道の6号線はいつもより渋滞もなくスムーズに走ることができました。そこで写真の札幌ナンバーのダンプ発見!堤防工事や鉄路移設工事等では大量の土がまだまだ必要なのでしょう、復興工事は続いています。


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 今年で3年目になる「はまなす館」ですが、会館窓口の方からは「毎年ありがとうございます」と、お礼の言葉をいただきました。今回の上映作品は、最新作『劇場版ポケットモンスター 破壊の繭とディアンシー』なので、満員になったらどうするの?との問合せも何度かあったようですが、できるだけ沢山の子どもたちに観てもらおうと、すっかり顔なじみとなった「ピカチュウプロジェクト」のみなさんと一緒に準備を始めていると2時間前なのにもう子どもたちがやって来ました。
 急いで機材設定を済ませてホールから出ると、塗り絵や布バックにクレヨンやマーカーで一生懸命に絵を描く子どもたちでロビーはいっぱい!お母さんお父さんたちはその様子を見守りながらニコニコです。


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 上映前にさっと昼食を取りにいつものプレハブ復興商店街に行くと、駐車場の道路側に「はまなす商店街」の立派な看板が立っています。駐車場の車もほぼ満車、福島ナンバー以外の車も結構止まっていて商売繁盛と言ったところです。


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 食事を終えて戻ると子どもたちの声が一段と賑やかになっていました。映画を始める前に3つのお約束をしていよいよ映画のスタートです。じっとスクリーンを身じろぎもせずに見つめ、人気キャラクターの登場で一気に弾けるように歓声を挙げる子どもたち。そこには日常をしばし離れ、スクリーンに映し出されたポケモンワールドで時間と空間を共有するたくさんの家族の姿がありました。


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 後はたんたんと片付けして、「また来年!」と言葉を交わし「ピカチュウプロジェクト」のみなさんとお別れ。夕暮れの迫る道を峠が凍結や吹雪になっていないことを祈りながら帰途につきました。


シネマエール東北 福島担当 宮沢啓


主催
一般社団法人コミュニティシネマセンター(シネマエール東北)
ポケモンの映画製作委員会「ピカチュウプロジェクト」
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭
フォーラムネットワーク/山形県映画センター

共催
東日本映画上映協議会

作品協力
東宝株式会社

特別協力
公益財団法人ユニジャパン/東京国際映画祭

協力
相馬市教育委員会
相馬市総合福祉センターはまなす館
福島県興行生活衛生同業者組合
NPO法人ジャパン・フィルム・コミッション

支援
芸術文化振興基金

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