映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2011年11月29日(火)

福島県福島市 松川工業団地第二応急仮設住宅集会所

11月29日(火)11:00〜 福島県福島市松川工業団地第二応急仮設住宅集会所
作品:『男はつらいよ 寅次郎相合傘』 作品提供:松竹株式会社
14:00〜 福島県福島市松川工業団地第一応急仮設住宅集会所
作品:『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』 作品提供:松竹株式会社
主催:シネマエール東北   参加者:(38人+36人)合計74人


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この日は、シネマエール事務局の岩崎さんと合流し松川の仮設住宅に向かいました。ここは、飯舘村の主にシニア世代の方々が集団避難している場所です。

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ここは病院から遠いので、診療所に準じた施設「サポートセンターあづまっぺ」がありました。 集会所は、ちょっとした会議室ぐらいの広さなので、30〜40人ぐらいで観るのにちょうどいいと思っていたら、ほぼ予想通りの人数が集まりました。

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岩崎さんが東京からお菓子を持って来てひとり一人に配り、お茶も大きなポットに入れて飲んでいただくよう準備しました。

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上映後のアンケートでは、「とっても良かった」「昔を思い出して懐かしかった」「仮設にいることを忘れて、生き生きした気持ちになった」「放射能で仮住まいの生活を余儀なくされている私ですが、暫しの間楽しく過ごさせていただきありがとうございました」など、ここでもみんなを元気にする《寅さん効果》がありました。中には後片付けをしている私たちのところに来て、「仮設に来てから初めて笑った」と涙を流しながら感謝の意を表して下さるおばあちゃんもいらっしゃいました。こういう様子や言葉を聞くと、上映して良かったと思うと同時に、また来ようと思うのは私ばかりではありません。

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今回初めてお手伝いいただいた神奈川のすぎたさんや岩﨑さんも同じ思いだったようです。因にすぎたさんは、ポスト3.11の生き方と国際交流を探る[ジーワン]というマガジンを発行していて、年内にも福島に移住して、じっくり腰を落ち着けて[ジーワン]を作り続けたいと言っていました。

シネマエール東北 山形・福島担当 宮沢啓

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