映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2015年07月11日(土)

伊達市 伊達市立梁川小学校『ドラえもん のび太の魔界大冒険』 

2015年7月11日(土)
伊達市立梁川小学校(福島県伊達市梁川町字北本町21番地)
『ドラえもん のび太の魔界大冒険』 

 澄み渡るような晴天。早朝に山形を出て、福島県の伊達市立梁川小学校へ向かいます。
 今年の3月に地震のために3年間勉強したプレハブ仮設校舎からやっと新校舎へ移行したばかりのピカピカの校舎です。渡り廊下の壁は大きめのガラス製で、外からでも子ども達の賑わいが伝わってくる様です。

梁川小学校1.JPG

 設備も本当に充実しており、上映会場の講堂は下見の際にほとんど据え置きの機材で事足りると感じたくらいです。また、講堂をイベントで使用するのは今回の上映が初めてだそうです。
 先生方や、今日お手伝いして下さるPTAのお母さん達と顔合わせをしてから会場を準備していきます。

梁川小学校2.JPG

 講堂は、コミュニティセンターとして地域の人にも活用していただく施設になっており、横に広い会場で、収容人数300名ほどですが、子ども達用にゴザを敷いて、スクリーン正面に広いフルフラットスペースを設けました。
 早めに来た子ども達は、いつの間にかグループになって屋内、外で遊び始めていましたが、中には大人の様子を見て自主的に椅子運びを手伝う子どもも現れました。父兄の方々と子ども達、先生と和気あいあいとした雰囲気で会場づくりを行い、アットホームな上映になりました。

梁川小学校3.JPG

 父兄の方々とお話した際に「ここらへんだと、福島市までいかないと映画観れないからねぇ。本当に嬉しい。」というお声も頂きました。子どもからは感想を直接聞くと照れ笑いされましたが、後日手紙で「大きいがめんで友だちとみんなでえいがを見れて、とても楽しかったです。ありがとうございました。」や、「わたしはドラえもんのえいがを見て、みんなとたすけあって生活していくことがたいせつなんだなと思いました。すごくいいえいがでした。」「てれびでみていたどらえもんがおおきながめんでみれてうれしかったしとてもおもしろかったです。わたしもまほうがつかえたらいいなとおもいました。」といった感想を頂きました。上映中も静かに集中して映画を観ていた姿が印象的で、帰りの際には多くの子ども達から「ありがとうございました!」「さようなら!」という元気な声が今でも耳に残っています。


シネマエール東北 福島担当 石坂康平


--主催--
一般社団法人コミュニティシネマセンター (シネマエール東北)
伊達市立梁川小学校PTA教養委員会
--共催--
東日本映画上映協議会
NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭
山形県映画センター/フォーラムネットワーク

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