映画応援団「シネマエール東北」 - 東北に映画を届けよう!プロジェクト

上映会レポート

■ 2015年07月20日(月)

会津若松市 福島県立博物館『アナと雪の女王』

015年7月20日(月・祝)
福島県立博物館 講堂 (福島県会津若松市城東町1-25)
『アナと雪の女王』 

 県内全域曇りの予報を裏切る猛暑日となり湿度も高い日になりました。
福島県立博物館は昭和61年より開館した福島県の学術及び文化の発展を目的とした総合博物館ですが、震災以降、コミュニティスペースとしての機能や他団体施設との連携を通して復興の一助となることを使命にしている施設です。

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 博物館の映画会はちょっと休止していましたが、この度「ふくしま応援ミュージアムイベント★夏休み子ども映画会」として2年ぶりに復活しました。
 市の教育委員会を通じて大熊町から避難して市内の小中学校に通っている子ども達にチラシを配布しましたが、情報が行き届かなかったのか、猛暑の影響か、当日は想定よりも少ない人数となりました。


 しかし、来て下さったご家族、特にお子さんからは大人気の映画ディズニーの『アナと雪の女王』を観ることができた喜びの感想をたくさん頂きました。参加者は子ども同士のグループよりも家族連れが多かったです。幼いお子さんが目立ち、上映中は背もたれが高いので、通路にチョコンと座って観ている子もいました。

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 来てくれた子ども達の中には映画を(おおきなスクリーンで)見た経験が無い子も多く、「アナが凍っちゃった時ドキドキした。」「オラフが溶けちゃいそうなとこ!(どこが印象的か聞かれて)」「はじめて大きな画面、テレビよりおっきくて音もおっきかった。」などスクリーン初体験の感想を各々述べてくれました。
来て下さったお年寄りのある方からは「私、大混雑すると思ってだいぶ早めに来たのよ。アナを観られて本当に良かったわ。」というお声も頂きました。

 来た時は上映を成功させることに頭がいっぱいで、町並みを見ていませんでしたが、帰りに改めて市内を見渡すと、道路網が発達しており、都会のような雰囲気を持ちつつも、何ヵ所か蔵がビルに並んで建っているのでびっくりしました。盆地なのは山形と似ていて、博物館で企画展示していた縄文時代の形石器も山形から交易で運ばれたものというのもあってどこか親近感を感じます。会津には映画館が無いので、きっと今日きた子ども達は小学校や幼稚園でお友達にアナと雪の女王の上映会の話しをするんだろうと想像すると嬉しくなりました。

シネマエール東北 福島担当 石坂康平


--主催--
一般社団法人コミュニティシネマセンター (シネマエール東北)
福島県立博物館
--共催--
東日本映画上映協議会
NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭
山形県映画センター/フォーラムネットワーク
--特別協力--
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
--協力--
東和プロモーション株式会社
福島県興行生活衛生同業者組合
--後援--
日本アカデミー賞協会
--支援--
芸術文化振興基金

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